東北復興支援「赤べこプロジェクト」

赤べこプロジェクトとは

2011年3月11日の東日本大震災からの復興には、長い時間がかかると言われています。
私たちはこの復興への意識を風化させることなく、長期的に支援していくために「赤べこプロジェクト」を始めました。

赤べこは、今から約1,200年前の大同2年(807年)徳一大師が会津の地に福万虚空蔵堂を建立した際、どこからともなく赤毛の牛が現れ、大変な重労働を手伝い、お堂を完成させて守り神になったという伝説に由来している郷土玩具です。その後も、会津で伝染病が流行った時に、赤べこを持っていた人だけが病にならなかったということで災難除けのお守りとしても大切にされています。

赤べこプロジェクトは、日本を代表する様々なクリエイターたちとワークショップに参加して下さるみなさまが、自由な発想で今までにないオリジナル赤べこをつくり、東北の復興支援を応援する活動です。

一番の目的は風化させないこと。私たちは、この展覧会を日本各地で開催することで、様々な人々に「東北」を思い出してもらい、意識の風化を防ぎたいと思っています。

また、復興を担う新たな世代である子供たちに、日本を代表するクリエイターたちの作品に触れてもらい創造性豊かに成長して欲しいとの願いもあります。

展覧会では特製の白べこを使ったワークショップを開催。会津の熟練職人達が作った既製品の「赤べこ」のチャリティー販売も行っております。ワークショップ参加費やチャリティー販売の売上から原価をのぞいた全額を、日本赤十字およびあしなが募金、その他東北地方の被災地の子供達の支援につながる支援団体を通して、被災地へ寄付します。

akashirobeko「赤べこプロジェクト」発起人

ジェイムス下地(作曲家・音楽プロデューサー)
松尾卓哉(クリエイティブディレクター)
ヒロ杉山(アーティスト)
小西利行(クリエイティブディレクター/コピーライター)
谷田一郎(演出家)